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スグ使える!飲食店集客方法15選と成功事例も紹介

売り上げがイマイチ…。
もう少し来店者数を増やしたい。
どうしたらもっとたくさんのお客様が来るのか?

これからオープン予定の方や、現在飲食店を経営している方にとって、集客は欠かせない課題ですよね。

数多くの飲食店の中で、自分のお店に人を集めるにはどうすればいいのか?方法に迷う方も多いはずです。

そこで本記事では、どんなお店がどういった方法を使って集客できたか、ポイントや注意点を解説します。

各方法もSNS・Web予約・広告・オフラインなど種類別にわかりやすく解説。あなたのお店で明日から使える集客方法が見つかるでしょう。

ぜひ本記事を参考にして、あなたのお店を繁盛させられるようにしていきましょう。

目次

そもそも飲食店が集客に苦しんでいる理由とは?

美味しい料理を出せば自然にお客様が来る、という考え方は現代の飲食ビジネスでは通用しません。なぜならSNSやグルメサイトの普及により、お客様は無数の選択肢の中からお店を選ぶ時代だからです。

その中で1日でも早くお客様を増やしたいからといって、

「とりあえず値引き、割引してみよう。」
「駅近にすれば人の流れで来てくれる。」

など、店舗そのもののよさではなく、一時的に人が多く集まる方法を考えてしまいがちです。しかし、これではお客様があなたのお店を選んで来店する、という本来必要な導線がなく、継続的な集客には繋がりません。

本当に必要なのは、選ばれる理由をお客様に適切に伝え、来店までのスムーズな導線です。

飲食店集客においてユーザー行動モデルを理解しよう

では、お客様はどうやってあなたのお店を見つけて、あなたのお店へと足を運ぶのでしょうか?

お客様がお店を選ぶ、何か商品を手にする際にはユーザー行動モデルと言われるAISAS(アイサス)というものが存在します。AISASを理解することによって、あなたのお店にとって、どのフェーズでどんな施策が必要か、見えてきます。

それぞれ詳しくみていきましょう。

AISASとは?

AISASとは、Attention(注意)、Interest(関心)、Search(検索)、Action(行動)、Share(情報共有)の頭文字を合わせた、ユーザーの購買行動をモデル化したものです。

例えば、新しいレストランがオープン。通りがかりに看板を見かけたり、SNSで広告を見かけたり。「こんなところに新しいお店ができたんだ」と、まず存在を知ります(認知・興味)。

そこから「どんなお店だろう?」と検索。情報を集める段階に入ります(検索・検討)。

メニューや口コミを見て「行ってみたい」と思い、実際に来店。(行動・来店)。

帰宅後は、料理や雰囲気の写真をSNSに投稿。友人から「行ってみたい!」という声が届きます(共有)。

いかがでしょうか?これがAISASモデルの流れです。名前だけ聞くと難しそうですが、実際の体験に置き換えると、自然な流れですよね。

飲食店集客を考える上で、この順番をしっかり理解しておくことは重要です。お客様がどんなステップで来店に至るのか理解することで、あなたのお店にはどこの部分の施策が足りないか、見えてきそうですね。

認知・興味(きっかけ)

お客様がお店を“知るきっかけ”となる段階です。まずは存在を知ってもらうことが出発点。どんなに魅力的なお店でも、存在を知られていなければ選ばれようがありません。

お客様の目に触れる機会を増やすには、あらゆる媒体でのアピールが必要です。特にSNSは国内ユーザー数80%超え(引用元:令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書)と、若い世代だけでなく幅広い層にアプローチすることが可能です。

しかし、やってみても反応が薄い、うまくいかない場合はターゲットを明確にしていないことが見受けられます。どんな人に届けたいか?誰にどう見つけてもらいたいか?を意識すると、狙った相手に届きやすくなります。

検索・検討(比較)

他のお店と比べて「どこに行くか?」を決める段階です。

必要なのはどんな場所か、どんなメニューがあるかなど、より詳しい情報。Web検索をしたり、SNSで他の人があげてる口コミを見てみたりしますよね。

情報が多いほど他店と比較でき、あなたのお店の良さを伝えられます。

そのため、この段階でWeb上に正確な情報を載せること、SNSでお店の雰囲気が伝わるような投稿がしてあることは重要です。

あなたのお店ならではの魅力が伝わると、お客様は「ここのお店に行きたい」という気持ちが強くなります。その結果、他店舗と比較検討中のお客様はあなたのお店を選ぶ、という行動に繋がるでしょう。

行動(来店)

検索を経て実際に次のステップへ進む段階、飲食店では来店することです。比較検討していたお客様が、行きたいお店を選んで実際に足を運ぶことを意味します。

実際に店舗に来たお客様はどんなことを期待するでしょうか?

気になっていた料理への期待や、来店したからこそ体験できる様々なことを感じます。

映える料理や素敵な店内であれば思わず写真に残したくなり、美味しい料理はまた食べたいという気持ちになりますよね。

特に現代では思い出を残すように、SNSに投稿することが一つの目的にもなっていたりします。これを自然発生させることにより、次のシェア・口コミへと繋がります。

共有(口コミ)

お客様が体験を発信する段階です。SNSや各媒体で口コミを書いたり、シェアすることは、新しいお客様の認知につながり、再びAISASの流れを生み出します。

飲食店ではリピーター獲得だけでなく、新規集客のきっかけにもなる重要な要素です。

お店からの発信ももちろん大事ですが、実際に行った人、お客様目線の発信は信頼性があります。現代では消費者の約65%もの人が、企業より他の消費者の声を信頼することがわかっているのです(引用元:生活者の64.6%が購買行動においてUGCを信頼、購入の意思決定に最も影響を与えるコンテンツ形式は、「テキスト」)。

もう一つは、口コミやシェアをSNSの投稿で行うことで、お客様自身の記録として残ること。どんなところが良かったのか、どんなお店だったのか来店後に書くことで時間がたった時でもそのお店を思い出せます。

つまり、「また来たい!」を生み出し、リピーターとして再度来店に繋がる、ということです。

口コミやシェアは、他の人にとっては“認知を広げる材料”になり、自分にとっては“再訪問したくなる理由”となります。だからこそ集客に欠かせない、継続的にお客様を呼び込む最も強力な仕組みの鍵なのです。

飲食店集客方法15選!

集客と言っても、オンラインからオフラインまで方法は様々。大切なのは、どの手段が自分のお店に合っているかを知り、組み合わせながら実践していくことです。

ここでは

と4つの切り口ですぐに取り入れられる方法をご紹介。

基本から最新のトレンドまで揃えているので、自分の店に合う方法を見つけてすぐに準備ができるようにしましょう。

飲食店集客方法3選!【検索対策編】

気になる飲食店をみつけたら、まずは検索をして情報を集めます。調べた時に曖昧な情報だと、どんなお店なのかわからず、「ここに行こう!」とはなりませんよね。

情報がしっかり載っていることは”認知・興味”の部分でも非常に重要です。とはいえどんな方法があるのか?具体的に解説します。

Googleマップ

Googleマップは飲食店集客に欠かせない基本ツール。なぜなら、国内外問わず多くの人がお店を探す際に利用するからです。

検索上位に表示されるお店は認知がされやすく、来店につながりやすくなります。旅行客や外国人も使うため、国内外問わず幅広い集客が期待できます。

店舗情報を正しく登録し、営業時間や住所、電話番号はもちろん、料理写真やメニューを充実させましょう。口コミは検索順位に直結するため、お客様に自然に投稿してもらえる仕組みを作ることも大切です。

食べログ・Web予約導線

食べログやぐるなびなどの予約サイトは、集客導線を作る上で非常に有効です。掲載だけでなく、予約機能を導入することで見つけた時にすぐ予約できる便利さがあります。

お客様目線でもわかりやすく、来店までの導線を確保できます。さらにクーポンや限定プランを設定すれば予約率が上がりやすく、サイト内での露出も増加。

口コミ機能では、実際に訪れた人の感想が記載されます。検索した人からの信頼も高まり、安定した集客につながります。

自社サイト・ブランドサイト

公式サイトはお店の顔となる存在。店舗のコンセプトや魅力を直接伝える場にできます。

”地域名+ジャンル”で検索されやすいことから、検索対策をすれば、新規のお客様を取り込むチャンスが広がります。さらに予約フォームやLINE登録への導線を置くことで来店に直結。

お店やブランドの世界観を丁寧に伝えることで、お客様があなたのお店を選ぶ理由になり、ファン化しやすくリピーター獲得にもつながります。

飲食店集客方法4選!【SNS編】

SNSは今や飲食店に欠かせない存在で、拡散力や口コミの効果も抜群。特にショート動画は視覚的にわかりやすく、何気ないSNSの中でお客様の目に止まるきっかけを生み出します。

様々なツールや方法を組み合わせることで、オンライン上での認知→来店までを一気に促進できます。

ここではメインとなるSNS集客方法4選をご紹介。

Instagram投稿(フィード・リール)

Instagramは写真・動画がメインのため飲食店と相性◎。

フィード投稿では綺麗な料理写真を載せ、世界観を統一して投稿するとお店のコンセプトや強みをより伝えられます。リールでは、スタッフ紹介や調理風景、店内や食事シーンを移すことにより、お客様がよりお店の雰囲気を想像しやすくなります。

ハッシュタグや位置情報の設定をすることで、地域のユーザーにも届きやすく、期間限定メニューやキャンペーンをストーリーズ機能で告知をすることで、即時性を持ち効果的です。

Instagramの活用方法についてより詳しく説明しています。こちらもぜひご覧ください。

TikTok投稿(ショート動画)

食欲をそそる瞬間や、ユニークな演出を切り取り載せることで投稿がバズれば、一気に認知拡大が期待できます。

BGMやハッシュタグも流行のものを活用することで、TikTok内でも表示されやすく、様々な人の目に入ります。ショート動画という雰囲気が伝わりやすいもので親近感が湧き、来店する動機につながります。

以下の記事では、コツや成功事例をご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

公式LINE(情報発信・ポイントカード・クーポン)

公式LINEは、リピーター化に最適なツール。こちらから定期的におすすめメニューやイベント情報を配信することで、みてもらえるからです。

機能としては、特典クーポンやショップカードなど多岐に渡ります。来店ごとにポイントが貯まり、継続利用を促進。LINEは開封率が高いため「今日限定」「平日限定」といった即効性のある施策にも効果的です。

レビュー(インフルエンサー)

SNSで影響力のあるインフルエンサーに来店してもらい、体験を発信してもらう方法。第三者からのレビューは信頼感が高いため、写真や動画で紹介されることで新規顧客の獲得につながります。

依頼する際は、料理のおすすめポイントや撮影スポットを伝えておくと、より魅力的な投稿になります。レビューを通じて店名やハッシュタグが拡散されれば、長期的な集客効果にも繋がります。

飲食店集客方法3選!【Web広告編】

検索対策やSNS投稿だけでなく、広告を活用することで効率的に新規顧客へリーチすることができます。特にWeb広告は、ターゲットを細かく絞って「行きたい人」に直接アプローチできるのが強みです。

ここでは飲食店におすすめの4つのWeb広告活用法をご紹介します。

Googleマップ広告

Googleマップ広告は「近くで飲食店を探している人」に直接リーチできる集客方法。店舗周辺を検索しているユーザーに上位表示されるため、来店意欲の高い層へ効率的にアプローチすることが可能です。

営業時間や写真を整えた上で広告を出すと効果的。特にランチや仕事帰りのお店探しを狙う場合に有効です。

リスティング広告

Google検索で”地域名+料理名”など明確なキーワードを入力した人に広告を出せるのがリスティング広告です。

例えば「東京駅 焼肉」などで検索した際に上位に表示されると、東京駅で焼肉を食べたい人たちに直接情報が届きやすくなるので、認知から来店までの流れをスムーズにすることが可能。

クリック課金制なので、予算を調整しながら運用可能。まずは”地名+ジャンル”の定番ワードから始め、効果を見ながら細かいキーワードを最適化していくのがおすすめです。

グルメ情報サイト広告

食べログやホットペッパーなどの有料プランを活用すると、検索結果の上位表示や特集枠の掲載が可能になります。

利用者はそのまま予約まで進みやすいため、広告費が来店に直結しやすいのが特徴。クーポンやコース提供を組み合わせると、様々なシーンにも活用できることを推せるため、お店の特徴を活かすことが効果的です。

SNS広告

InstagramやTikTokなどのSNS広告は、ターゲットを「年齢・性別・地域・趣味」で細かく絞れることが強みです。

新メニューやキャンペーンを宣伝し、そのまま予約ページやLINEに誘導する流れを作ると、来店までの導線がスムーズに設計できます。

日常的に使う媒体で出現させることにより、狙ったターゲットに対して「このお店気になる」を多く発生させることが可能です。自然な投稿と広告を併用することで「認知→予約」まで一気につなげましょう。

飲食店集客方法5選!【オフライン編】

オンラインの集客だけでなく、店舗周辺でのリアルな施策も依然として効果的です。特に地域密着の飲食店では、看板やチラシ、イベントなどオフラインの工夫が来店動機につながります。

ここではすぐに実践できる5つのオフライン施策をまとめています。

チラシ配布

地域密着で集客するならチラシ配布が王道。

住宅街やオフィス街に配布することで、ランチ、ディナーともに新規来店を促せます。割引券やドリンクサービス券をつけると反応率が上がりやすく、新規オープンやリニューアル時に特に効果的です。

店内POP

店内POPは来店客に追加注文を促すシンプルな方法です。

おすすめメニューや期間限定商品をテーブルやレジ横に掲示するだけで注文率が自然にアップ。

写真やキャッチコピーを大きく打ち出すと視覚的に伝わりやすく、特にお店として売り出したいものを出すことで、販売強化に役立ちます。

店外看板

店外看板は、通りがかりの人にその場で認知・比較検討・入店までを決意させる重要な役割を担います。

写真や価格がしっかり書いてあることで、初めての方も安心して検討し入店までに繋げることが可能です。

照明を使い夜でも目立たせたり、日替わりランチや限定メニューを黒板に書くと親近感が出て効果的。

フォトスポット設置

SNS時代の集客には”写真を撮りたくなる仕掛け”が欠かせません。

壁に映えるデザインやオリジナルアイテムを用意すれば、お客様が自然に写真を撮りSNSに投稿してくれます。ハッシュタグや店名を一緒に掲示しておくと拡散効果が高まり、認知度向上にもつながります。

店内イベント・季節メニュー

季節限定メニューやイベントを開催すればリピーターを呼び込むきっかけになります。

”夏限定冷やし麺”や”クリスマス特別コース”など特別感を演出できる企画は、来店意欲を高めSNS拡散も期待できます。期間を区切ることで「今しか食べられない」という限定感を生み出せるのも強みです。

飲食店の集客成功事例2選

様々な集客方法をご紹介しましたが、実際にどのように取り入れ、成果につなげていくのかは気になるところです。

実際に課題を抱えていた店舗がどのような工夫を行い、集客や売上アップを実現したのか。2つの事例からご紹介します。

あなたのお店に取り入れる際のヒントとしてぜひ参考にしてみてください。

『オープン〜3年目』肉酒場ケナシバ(田町駅・肉居酒屋)

出典元:肉酒場ケナシバInstagram公式アカウント

課題背景

「肉酒場ケナシバ」は2022年11月1日、田町・三田エリアに肉居酒屋をコンセプトとしてオープンした大人の隠れ家居酒屋 。立地はビジネス街だが、マンションや家もあり、住宅街として地域の住民も多いのが特徴です。

オープン当初は顧客層やニーズのばらつきがあり、どの層に向けてアプローチをしたら良いか、ターゲット選定が難しいという課題がありました。

また、飲食店が集まる駅近の場所から一本奥の道にあり、認知獲得にも課題がありました。

施策

今回の課題への施策は、出店、実施、改善といった3つのフェーズに分かれます。

まず出店段階では、Googleマップや食べログといった基本情報の整備を徹底。営業時間やアクセス、価格帯などを正確に記載しました。

外観や料理写真を充実させることで、来店前のお客様が利用シーンを具体的に想像できるように設定。こうした土台づくりが、他の施策を展開する際の信頼性にもつながりました。

実施段階では、認知を広げるために限定食べ放題企画(蒸しジンギスカン)を行い、オープン時から話題化を狙いました。

さらにインフルエンサーを招待してSNSでの発信を促進。第三者目線のリアルな投稿で、ターゲット層に自然にリーチする仕組みを作りました。

公式Instagramアカウントでもメニューやコースの紹介を重ね、コンセプトを発信。

改善段階では、リピーター育成のために公式LINEを導入。各テーブルにQRコードを設置し、来店ごとにポイントが貯まる仕組みを設計しました。特典による「次も行こう」という動機づけに加え、LINE登録者限定のクーポン配信で限定感を演出。

結果として、他店と迷った際に「決め手」となる後押しを提供し、安定的なリピート集客につなげました。

結果

基本的な情報をしっかり掲載することで、Googleマップや食べログの閲覧数が安定して取れるようになりました。

SNSの活用では、影響力のあるインフルエンサーと掛け合わせをすることで認知拡大に成功。さらに食べログの閲覧数や保存数、予約数が伸びる一因となりました。

公式LINEでは、友達数が約4,000人に。店舗側からのクーポンやメッセージに反応を示す層が来店へとつながりました。

成功ポイント(学び)

出店時から小さな施策でも着実に実施し、改善を重ねることでターゲットを把握することが可能となりました。

自分のお店にはどんな人が来るのかを理解し、お客様たちに対しての施策を実行。より効果的になり売り上げへとつながりました。

しっかりと振り返り行い対策をすることで、来店数増加、安定した集客ができるようになりました。

『2号店オープン』麻布の羊(麻布十番駅/市ヶ谷駅・ジンギスカン専門店)

出典元:麻布の羊Instagram公式アカウント

課題背景

「麻布の羊」は、もともと「Carnism」という名前でタンドール窯を使った炭火焼きの塊肉を提供する肉料理店としてスタート。食べ放題キャンペーンを実施して集客していましたが、キャンペーン内容に左右されやすく、安定した集客が難しいことが課題。

また、オープン当初は地域性から予想したターゲットと、実際の来店客のニーズにギャップが発生。どんな層に向けて打ち出すべきかが見えにくい状況でした。

さらに、長期的な成長を目指すうえで、特定エリアに依存せずブランドとして広域で認知されることが課題でした。

施策

オープン当初は月替わりでさまざまなお肉の食べ放題を行い、話題性で集客を図っていました。その中で特に羊肉を提供した際の反応が良かったことから、ラム肉に特化したジンギスカン業態へと方向転換。

あわせて店名を「麻布の羊」に変更し、地域名と業態を明確に打ち出すことで検索性と認知拡大を狙いました。さらに、『厚切り』ジンギスカンを提供することで他店と差別化。

また、インフルエンサーを招いてInstagramでの投稿を促し、盛り付けや料理の見せ方を工夫。思わず写真を撮りたくなる仕上げを徹底することで、自然にSNS上で拡散される仕組みを整えました。

さらにブランド強化と売上拡大を目的に、市ヶ谷へ2号店を出店。異なるエリアでの展開により、新たな顧客層の認知獲得を狙いました。

結果

店名変更により”麻布×羊料理”という認知が広がり、検索流入が増加。また、Instagram投稿や口コミにより新規顧客が増え、「コスパよく羊肉を楽しめる店」として麻布十番エリアに定着。

メニューに他店との差別化要素を盛り込むことで「麻布の羊」としての魅力を明確にしました。

また、市ヶ谷への2号店展開では既存顧客のファンが情報を拡散し、新しいエリアでの認知拡大と顧客獲得に成功しました。

成功ポイント(学び)

今回のパターンでは開店後に店名を変更していますが、地域名を取り入れた店名が検索性と地域定着を後押ししていることが伺えます。

また、SNSで写真や動画といった特性を生かし、映える工夫をすることで自然な拡散、認知度アップへとつながりました。

さらに2号店展開により、ブランドが広いエリアへ拡大。限定的なエリアではなく多くの人にブランドを認知してもらう機会が増えたのです。

飲食店で集客方法を実践する時の注意点

ここまで様々な集客方法や事例を紹介してきましたが、実際に取り組む際にはいくつか注意すべきポイントがあります。せっかくの施策も、やり方を誤ると効果が薄れてしまったり、思わぬ落とし穴にはまってしまうことも。

ここからは、飲食店が集客を実践するうえで特に気をつけたいポイントを整理し、より効果的に活用するための考え方をご紹介します。

注意点1:やって終わりにしない

集客施策は試したら終わりでは意味がありません。大事なのは、施策ごとに反応を分析し、次に活かすことです。

例えばビジネス街の店舗において、『料理プレゼント』と『最初の1杯無料』のLINEクーポンを発行しました。『最初の1杯無料』の方が来店者数が多いという結果に。

なぜでしょうか?クーポンを比較してみると、背景にはサラリーマンが多く、仕事終わりに飲みにいく際に『最初の1杯無料』というクーポンは非常に魅力的だった、と考えられます。

ターゲットが明確になり、今後クーポンを発行する際自分の店舗にはどんな需要があるか、その上で発行することが可能になりますよね。

背景を考えず、次の施策を考えてしまうといつまでもターゲットを狙えません。やってみたことをどうだったのか、振り返りをして理由とともに改善に繋げていくのが重要です。

注意点2:割引やクーポンに依存しない

割引やクーポンは集客に即効性がありますが、繰り返し使い続けると「安い時に行きたい」と思わせてしまいます。

理想は「初回来店のきっかけ」として使い、その後は料理のクオリティや体験価値でリピートにつなげることです。割引に依存せず、独自の魅力で選ばれるお店を目指しましょう。

注意点3:施策は新規顧客と既存顧客で分ける

新規のお客様を集める方法と、既存のお客様を繰り返し呼び込む方法は別物です。

新規獲得にはSNS広告や口コミが有効ですが、既存顧客にはLINE公式やポイントカードが効果的です。この2つをバランスよく組み合わせることで「知ってもらう→来店→リピート」の流れを作れます。

どちらかに偏ると効果が続かないため、どちらの軸も大切に進めることが成功のポイントです。

飲食店の集客でよくある悩み

飲食店の集客には数多くの方法がありますが、実際に取り組む中で

「思うように効果が出ない」
「自分のお店に合ったやり方が分からない」

と悩む方も少なくありません。

SNSの使い方や平日の集客方法、ディナーの売上向上など、店舗ごとに直面する課題はさまざまです。

飲食店がよく抱える代表的な悩みと、その解決に向けたヒントをご紹介します。

SNSを使って集客に繋げるにはどんな設定や投稿をしたらいいの?

写真・動画の質を上げたり、魅力がわかるような投稿や、ハッシュタグを工夫すること。また、ターゲットを明確にし、刺さるような訴求内容を考える必要があります。

基本情報をプロフィールに書く、位置情報を設定するなど、細かい設定も必要です。SNSを通して食べログや店舗情報に行き着く人も多いため、潜在層の顧客の第一印象となる場所、と考えて設定、投稿をしてみましょう。

平日のランチが中々集客できない、どんな方法を使えばいい?

エリアや顧客層をよく分析することが重要です。

ビジネスマンが多いエリアであれば提供スピードを意識する、ライスおかわり無料や1,000円ランチなど。働く人が利用しやすい工夫が効果的。

一方で家族利用が多いエリアでは、子連れのお客様が利用しやすいよう点ん体の工夫をする必要があります。

利用が想定されるターゲットによって施策を考える必要があります。

ディナータイムの売り上げをもっと上げたい、どんな方法で集客したら良い?

あなたのお店にはどんな魅力があるか、狙っているターゲットに合わせて知ってもらうための施策を打ち出す必要があります。

また、来店したくなる動機作りも非常に重要です。周囲には数えきれないほどの飲食店があり、その中でも自分のお店に来てもらう理由を作らなければなりません。

自慢の料理が入ったコースの設計や、接客面での工夫など。来店したお客様にまた来たいと思わせるような体験をさせることもポイントです。

外国人の集客って何をしたらいいの?

英語、中国語、韓国語などに対応するメニューや、Googleマップの設定が必須。さらにInstagramやTripadvisorでの外国語の口コミが来店の後押しになります。

国を問わず検索に使われるGoogleで対策をすることで、在日、観光客にも情報をスムーズに提供できます。

新規客の集客は何をしたらいい?

新規のお客様を獲得するためには、まずお店の存在を知ってもらう=『認知』が最も重要です。
グルメサイトやGoogleマップ広告、SNS広告を活用し、「地域名+料理ジャンル」 で検索している人にお店を見つけてもらいましょう。

複数の入り口から「地域+料理ジャンル」で探している層を確実に押さえることで、新規顧客の獲得を安定して伸ばしていくことができます。

集客のために活用すべきツールは?

新規顧客であればSNS広告やインフルエンサー、リピーター獲得には公式LINEやポイントカードがおすすめです。

新規顧客にはSNS広告を使って地域や興味関心でターゲットを絞った配信。また、インフルエンサーやお客様の投稿(UGC) で口コミを広げたりするのが効果的です。

一方、リピーター獲得には「つながりを続ける仕組み」が欠かせません。
公式LINE で新メニューやキャンペーンを直接届ける。ポイントカードやスタンプ施策 で再来店のきっかけを作ったりすることで、常連化につながります。

目的に応じてツールを使い分けることで、集客を効率よく伸ばすことができます。

飲食店集客をもっと手軽に強化!SociaRec(ソシャリク)なら企画から運用までワンストップ

集客方法はいろいろあっても

どれから始めればいいのか分からない」
続けるのが大変

と感じませんか?

そんな時におすすめなのが、SNS運用・口コミ・広告をまとめてサポートするSociaRec(ソシャリク)です。

店舗のターゲットや立地に合わせて最適な施策を提案し、実行まで伴走。新規顧客の獲得からリピーター育成まで、一連の流れをまるごと任せられます。

記事で紹介したように、飲食店の集客は単発の施策ではなく「複数の手法を組み合わせること」が成功の鍵。

ソシャリクでは専任担当者が効果を検証しながら改善を重ね、安定した集客の仕組みを一緒に作り上げます。

集客の仕組みを整えたい、もっと効率的に新規を獲得したい、とお考えの飲食店様は、ぜひ一度ソシャリクにご相談ください。下記ボタンから資料請求やお問い合わせが可能です。お気軽にお試しください。

まとめ

飲食店の集客は、オンラインとオフラインを組み合わせながら「認知獲得→新規お客様」と「既存のお客様→リピーター化」を同時に進めることが成功の鍵です。

大切なのは、一度やって終わりにせず改善を続けること。そして割引に頼りすぎず、お店ならではの魅力や世界観を伝えてファンを増やすことです。

ご紹介した事例のように、SNSや口コミ、LINEなどのツールを活用すれば、小さな工夫から大きな集客効果につなげられます。

自分のお店に合った方法を組み合わせ、継続的な成長を目指していきましょう。

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